読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ハロワにいってシステムエンジニアを勧められまくるニート

 僕はもう27歳で、そんな人間がニートとか、いつまでもやっていられるわけもないんだけど、いつまでたっても甘えたいざかりが終わらなくって、なかなかどうして、どうしようもない感じで今になっている。

 ともあれここ数ヶ月はハローワークに通い始めた。就職しなきゃと思ったからだ。でもここ数年で判断力や思考力が死にすぎていて、何をどうしたら良いのか自分でもよくわからない。

「やりたいこともないし〜。よくわかんないし〜。てきとーに事務とか志望する感じで〜」

 とにかく職員に相談するとシステムエンジニアをしきりに勧められる。IT系企業は星の数ほどあって、求人もいっぱいあるからおすすめらしい。事務職は求人倍率高いし女性が多いので難しい。

 でも自分は正直IT系に適性があるとも思えない。ニートの例に漏れずプログラミングを習得しようとしたことも何度かあったけど、いまだにろくに身についていない。

 というようなことをいうと

「べつに、ワードやエクセルが使えれば大丈夫だから」とシステムエンジニアを勧められる。

「そうなんですかあ〜」と言うと

「いや、IT職で働いた経験はないからよくわからないけど、そうらしいよ」と返って来る。

 そんなわけで自分も相手もよくわからないままIT系を模索する。

 二人で求人票を見ながら「JAVAって何?わかる?」「なんとなくは〜」みたいな会話を繰り返す日々が続く。

 一向に進展がないので、ある日ハロワ内で受けられる、心理カウンセリングなるものを受けてみた。

「とにかくあなたは職業に対する知識とか理解とかが足りてないです。ここ(ハローワーク)はそういう人たちの専門家だからいろいろ話を聞いてみなさい」と言われる。

 それを職員に話すと

「でも自分はIT系で働いたこと無いから分からんのだよなあ」

 と返って来る。

 そんなわけで、いろいろぼんやりしたまま日々が過ぎていく。まわりに相談できる相手もいないもんだから、なんだかその職員の人が自分と社会をつなぐ糸を垂らす仏様みたいな感じがだんだんしてくるんだけど、べつにそういうことでもないだろう。

 昨日もシステムエンジニアを勧められた。システムエンジニアってなんだ?もうよくわからない。あのおじさんもよく分かってない。それでもあそこだけが自分と社会をつないでくれそうな唯一の接点なんだな。

 今日はとりわけ頭がぼんやりする。もっとちゃんと書けた気がするけど、どうしようもない。